5月の旅家
5月の旅家、4月はうまくいかなかった「飴」のリトライです。
今回の「りんご飴」アイデア発案のおうちでは、もう何度も実験を繰り返していて、作り方をマスターしているらしい・・・これは頼もしい。今回このM家が参加するので、まず失敗はないだろうと踏んで、もっといろいろ遊んでみようと、変わり飴のアイデアをfacebookで募ったら、いろいろ集まりました。
・ポップコーン・さくらんぼ・ナッツ・金平糖・金柑・梅干し・しらすや煮干し・寒天・金箔・じゃがりこ・せんべい・みたらしだんご・いもようかん・焼き鳥・ナス、カボチャ、ニンジンのソテー・炒豆・ドライ納豆・鈴カステラ・グミ・ドライフルーツ
甘いものに甘いものを重ねるタイプ。チョコチップスみたいにあえて塩辛いもの、酸っぱいものを当て込むタイプ。ビジュアル的にアクアリウム感が出るのではとしらすや煮干しの魚系。北京ダック風になるのではと、まさかの焼き鳥・・・いろいろある中で、今回用意したのがこちら
駄菓子を中心に様々な食材が並びます。
評定を5段階でくだして、本番の店舗で出すレギュラー商品を決められれば・・・
まずは食材を串に刺して行きます。
串一本よりは、二本の方が抜けにくくて良いです。
そしてここからは、前回失敗した飴の煮詰め作業。
材料は「砂糖」と「水」のみ!
<分量>
・砂糖 250g
・水 100g
簡単ながら奥の深いのがこの飴作りです。
二つの材料を鍋にいれます。
ここで、最も重要なのが、「一切混ぜない」ことです。
混ぜると水と砂糖が分離してうまくいきません。
とにかく触らず、鍋を火にかけます。
中火か強火。
ぐつぐつ煮えてくるのを見ながら触らず待ちます。
飴が固まるいい塩梅になるまで煮詰めるのですが、
この「いい塩梅」を見極めるのが難しい・・・
総合的な知見から、以下の3つの変化を見逃さず火を止めること!!
・「見る」:薄く茶色に色づき、鍋の一部が「鼈甲色」「カラメル色」になりかけたところ。
・「聞く」:ボコボコという泡立ち音が静かになってくるころ。
・「嗅ぐ」:匂いが「べっこう飴」や「綿菓子」「ホットケーキ」のような甘い匂いになったころ。
この状態になったら火を止め、鍋を傾け食材に絡めて行きます。
飴が完全に固まるまでの数分の勝負。
時間はないですが、慌てるとやけどの危険があるので慎重に・・・
写真のような人数で行うのは危険です。理想は一人づつ。
飴がついたら、クッキングペーパーの上に置いて固まるのを待ちます。
うまくできていれば数分で固まります。
固まらなければ、残念ながら失敗です。煮詰めがたりないということになります・・
最後に微妙に余る飴は、シリコン型に入れたり、そのままシートに垂らししておくと、べっこうあめになります。これがシンプルなんだけど案外美味しくて人気。
さーて、美味しいかな〜〜?
まず間違いのなさそうな「ポップコーン」
中身の二重構造に期待「チョコシュー」
酸味がどこまで決まるか?「カリカリ梅」
地元代表「干し芋」
こちらも実は茨城代表「うまい棒」
さらにパワーアップした梅、「蜂蜜梅」
フルーツなど、水分の多いものは、時間が経つと中から水分が出てくるので、
粉砂糖などを下に敷いておいておくと良いそうです。
M家のお祭り取材の甲斐あって得た貴重な情報です。
ナッツなど細かくて串に刺せないものは、型に入れたり、そのまま飴をかけて作ってみます。
ボリボリ食べれるおつまみ系のお菓子になりました。
シートに残った飴の粒も美味しい!あと綺麗。
ということで、いろいろ食べまくって口の中があま〜い中、
なんとなくレギュラーが決まってきました。
間違いないのがフルーツ各種、またとろとろになっちゃう「マシュマロ」。
実はいい感じなのが、酸味が決め手の「カリカリ梅」、パンチの効いた「うまい棒」。
大人のおつまみ系として、「ミックスナッツ」「柿の種」などが候補に挙がりました。
もう最初の「りんご飴」からは離れてきて、飴を売る家になりそうです。
名付けて「甘家(あまいえ)」。
家の飾り付けも、べっこう飴を使ってやろうということになりました。
今年の旅家は本格的にお菓子の家になって行きそうです。
あと怖い話をする「怖家(こわいえ)」もあるよ!